修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

肉を食るのが大好きな人は、動物愛護に走る傾向にあるのではないだろうか?

先日、客先で現場責任者の方と雑談をしていると
隣で、スタッフ達が諏訪大社のカエルを串刺しにする神事について話していた。
どうやら動物愛護団体が猛反対しているようだ。
諏訪大社宮司さんは、よく知っている方なので大変だなぁ~なんて思いながら聞いていました。


Yahoo!ニュース - 諏訪大社カエル串刺し神事に抗議 動物愛護団体「許すことのできない残虐行為」 (J-CASTニュース)

そして、保健所で犬や猫を殺処分するなんて信じられない!とか、里親探しをしている人は立派だとか、命は尊いものだとか、そんな話の流れになり『どう思いますか?』と、意見を求められた。

私は行者なので、この手の質問はよくうけるのです。肉を食べませんしね~
で、『食べればいいんじゃないの?』
と、応えたら『何を言っているのこの人!』という視線を向けられました。

『犬や猫の肉だってミンチにして牛や豚の肉に混ぜればわかんないでしょ?
カエルの肉だって鶏と魚の間のような味で結構うまいよ。』と言ったら、賛同してくれると思ったのだろうか『最低~な人だ!』と言われました。

でも私から『君たち、焼肉大好きでしょ。』と問うと
その場はシ~ンとしてしまい。皆が黙ってしまった。
どうやら、皆さん焼肉大好きだったようです。
まぁ~よく繰り返している問答なので、わかっちゃいたんですけどね。


かといって、野菜を食べていればいいと言う問題でもないような気がするのです。私は、趣味で畑をしているのですが、農家の方々が野生動物から作物を守る事に必死なのを目の辺りにしています。山には、狐、狸、猪、鹿、熊、猿などの野生動物がたくさんいて、農作物を食べに山から下りて来るのです。最近では、猟師もいなくなり、野生動物による農作物の被害は農家の方々にとって深刻な問題で、私たちが食している野菜や果物は、野生動物をたくさん殺しているから食べる事ができるわけです。

私は、別に行者だから肉を食べないわけじゃなく4つ足動物の肉を食べると下痢になるか嘔吐するから食べないのですが、新鮮な食肉を口にすると、牛や豚が殺される映像がフラッシュバックしたりするのです。よくよく考えると、そんな映像が見えると言う事は、肉自体にそんなエネルギーが存在しているという事になり、そして私たちは普段の生活の中で、そんな肉を喰らっているわけです。

インドでは、肉を食べると性格が荒っぽくなり、犯罪者になる可能性が高いと教育しているようですが、私はあながち間違いではないような気がするのです。4つ足動物には、感情があるので、殺される時の怒り、憎しみ、悲しみがいっぱい詰まった肉を食べている事になります。そして私たちの血肉には無意識にそのエネルギーが蓄積されてゆくわけです。

私たちが口にしている食肉には自分たちを殺した人間を憎み、動物の命を大切にしろ!というエネルギーが詰まっている事になります。従って、肉を好んで食べる人は無意識のうちに動物の命を奪う人間に反感を憶えてしまい、動物の命を尊く思う衝動に駆られるようになるのではないだろうか。


なんとなくですが、そんな気がしています。