修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

勤行を止める事で貴方は必ず救われる!(宗教団体を退会したくて悩んでいる方へ)

日本全国に様々な宗教的団体が
無数にあるのですが
怖くてその団体を抜けられない・・・
という相談をちょくちょく受けます。
脱会すると言ったら脅された・・
という相談もホント多いですね~


なので、私の体験談を記してみたいと思います。
宗教批判っぽい内容なので
不快に思う人も多いと思いますが
あくまでも、今の私の体験に基づく
価値観に過ぎませんので、ご容赦を。m(_ _)m








昔、霊障がひどくて参っている頃
寺をはしごし霊能者や新興宗教など
様々な所に足を運びました。

そこでよく言われた言葉が
『勤行をするだけで救われる』です。


私が20代の頃、金縛りがひどくて
1ヶ月ほど眠れない事があったのですが
睡眠と食欲は直結しているらしく
体重が50㌔を下回るほど痩せこけてしまいました。

で、助けを求めた新興宗教
言われたのが『勤行をすれば救われる』という言葉です。

実際に勤行をする事で、金縛りがなくなったので
当時の私は奇跡だ!くらいに思って盲信しましたね~w

でもそのうち、勤行を続けていても
また、金縛りになる様になり
その事で言われた事は、『勤行が足らない』という言葉です。

なので、勤行をする時間を増やすようになりました。
勤行をする時間を増やす事で
また、金縛りはなくなるのですが
しばらくすると、同じように金縛りになる・・
で、更に勤行をする時間を延ばす・・・

こんな事を繰り返していると
さすがの私も気づきますよね~

まぁ~そもそも
金縛りになる原因を全く無視してますしね~w
根本的な解決になっていない!と
そう思うようになったわけです。



ひょっとしたら目の前にいる菩薩様は
御仏ではなく魔物ではないのか?
一時的に苦悩を解放し
自らの進化成長を止めて
人々を陥れているのでは?


勤行をする事で救われる⇒
何の努力もせずに自分の思い通りになる
即ち、人を堕落する為の言葉なのででは?

くらいに思えてきたわけです。w



当然、脱会するのですが
脱会するのが超~大変だった事を憶えています。
地獄に落ちるとか罰があたるとか
色々と脅されるのですが
地獄に行ってみたいんです!と言って私やめました。w
まぁ~退会後も色々とあったのですが・・
その後は、新興宗教だけは気を付けなければ!
と、思うようになったわけです。w

入会時は誰しも仏様のようにやさしかったのに
辞める時の幹部の方々は皆さん般若のようでしたね~w

で、その時、思ったわけです。
やっぱ魔物集団だったのか!と・・w

こんな事が蔓延しているので
宗教=怪しい・・という風潮があるんでしょうね~





その後も色々な所に顔を出し
結局、修行三昧の日々が続くのですが
激しく修行したおかげ?なのか?
経典や祝詞には、それなりのパワーが宿っており
それを言葉で唱える事で
自身がまとう邪気が浄化されるのだと
私はそう思うようになりました。



辛い事、嫌な事、が起きている時は
間違いなく自身が邪気を纏っているので
それがなくなれば、一時的に現実が改善されるわけです。
とは言え、その邪気は普段の自己の思いや言動が生み出しているので
そこが変わらない限り、また苦悩に襲われるわけです。

そもそも苦悩とは、自己を成長させる為の自然の仕組みなので
自己の成長無くして、苦悩が改善されるはずもないのです。
勤行をした所で、一時的な改善にしかならないのも当然で
強制的に苦悩を排除すれば
更に大きな苦悩に襲われるのも必然でしょう。

勤行をする事で、目前の現実を改善させる事は
自らが生み出した苦悩の原因を無視する行為となり
せっかくの自分を成長させる機会を無くしている事になります。
精神年齢が幼いまま、肉体年齢のみが高齢になってしまうわけです。

また、勤行をする事に問題があるわけでなく
何の為に勤行をするのか?という所でしょう。
私自身は行者を自称しているので
勤行は、自己を見つめる為、自己の成長の為
また慈愛の精神を学ぶ為に行っています。
宗教的な行為も否定するつもりはありませんし肯定です。

『勤行をすると良い事がある』という動機で
せっせせっせと勤行をしていた頃の自分を振り返ると
何でも願いを叶える呪文を教えてもらった状態で
アニメの世界と現実を混同していたような感じですかね?
まぁ~外見は大人でも
精神年齢が幼児のままだったわけです。w

冷静になって考えれば
どんな苦悩も自らの努力で乗り越えるべきなのですが
その努力の時間を勤行に費やしてしまう・・
もう、どうしようもないアホですよね。w

とは言え、苦悩からの解放手段が見つからないため
なんだかんだと、『救われる』という言葉に流されてしまうわけです。
勤行により現実が若干改善されますしね。
まぁ~楽をして苦悩から解放されればラッキーですからね。
でも、『良い事がある』という動機で勤行をした所で
一時的な解決にならないですし
ただの現実逃避にすぎないわけです。


そもそも、ほとんどの経典には
慈愛について記してあるのに
唱える側が、良い事があるから!
じゃ~おかしいですよね。w
全くもってその事に気づけないのは
人の欲なんでしょう~
強欲であればあるほど気づけないと思います。

脱会の申し出に対して
地獄に落ちるとか、罰が当たるとか・・
慈愛の心の欠片もないですよね。w
相手の気持ちを尊重して受け入れる事が
慈愛の精神じゃないのだろうか?


日本最大の新興宗教団体が
アメリカからカルト集団認定をされているのも
仕方のない事なのかもしれません。




経典や祝詞って結構な力があるんですよね~
特に仏教での法華経は強烈なので
毎日、勤行をする事で
目前の現実が好転する事が結構な確率であると思います。

何でも願いが叶う呪文を手に入れた
子供の用になってしまうのも
仕方のない事かもしれません。

でも、その世界にドップリ浸かってしまうと
勤行を続けた期間に準じて
最悪の出来事が起きるような気がします。
なぜならば、私たちの人生は
自己の心を成長させるためにあり
また、目前の現実はその為に起きるので
苦悩の排除は、自己の成長をストップさせる事と同義だからです。

何度も同じような嫌な出来事を繰り返すのは
そんな仕組みがあるからです。
自からに与えられた苦悩は
自らの力で乗り越えるべきであり
また、初めから乗り越えられる苦悩しか与えられない・・
それを単に排除してしまえば、成長が止まってしまし
幼い精神年齢のままでいる事になる。


苦悩を排除し続けて
よくあるケースが自分や家族の病気です。
癌や半身麻痺などが多いですかね~
精神病になる確率も高いです。
この手の苦悩は結構な人数相談を受けた事があります。
勤行によって手に入れた富が
治療費などで一気に出て行く事になるでしょう。
介護によって自分の時間も失うことになるでしょうね。

勤行よりもっと大切な事を
大自然に教育されるわけです。



私は、己の欲望を満たす為に
勤行をしているのなら、さっさと止めるように
言うのですが、怖くてやめられないと言う返事をよく頂きます。
まぁ~良い事があると信じてやっているわけで
実際にそこそこ煩悩が満たされると
やめると嫌な事があるのでは?と思ってしまうのも
仕方のない事でしょう。

仮に、毎日勤行をする時間を30分とすれば
月間15時間なので
月に一度15時間分の奉仕活動をしてみると
どっちの結果が良いのか?が明確になるので
そうする事をおすすめしています。

某宗教団体信者は10人に1人いるそうなので
日本人の10分の1の人たちが
月に一度15時間、世の中の為に奉仕したならば
素晴らしい国になると思うんですけどね~

逆に多くの国民が
勤行をすれば欲望が満たされると信じて
自らを成長させる努力を怠っていれば
ダメ人間が増え続け、我が国は崩壊するでしょうね。

人間の欲とは、こんな簡単な事も見えなくしてしまうんです。



結論を言いますと
勤行をする動機が、欲望を満たす為であれば
救われるどころか、逆効果だと言う事です。
理由は、自己の成長を止める行為になるからです。
そんな勤行ならさっさと止めた方が幸せになれるでしょう。

地獄に落ちるのは、そんな勤行をしている方でしょうね。
実際にそんな勤行を止める事で
大きく現実が好転している人をたくさん見てきましたし
癌や半身麻痺などの病を患っている人の
統計でも出せば、明確になるじゃないですかね~?

先祖供養はご先祖様を敬愛し感謝する行為であり
苦悩を解放してもらう為にするのではなく
また快楽を満たしてもらう為にするものでもないわけです。
『勤行をする事で救われる』と言う事は
唱える経典に記してある慈愛の精神に近づく事で
幸せになると言う事だと私はそう思っています。

ご先祖様も自分の欲の為に供養する時間があったら
もっともっと他人に尽くす事を願っているはずです。
今を生きている人の方が大切なはずなのに
実際に、そこに目を向けられないから
様々な苦悩に直面する事になるわけですからね~

そもそも、快楽を満たす事が
幸せだと思っている人が多いので
おかしなことになるんでしょう~w

慈愛の精神に近づけば近づくほど幸せになれますし
経典には、そんな内容が記されているわけです。



今、宗教団体を退会したくて
悩んでいる方は、さっさと止めて
自分の足で、自分の未来を切り開く事をおすすめします!

私たちは、それが出来るように創られて
生まれてきていますしね。^^)