修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

相手の言動の動機を知ろうとするだけで、腹が立たなくなるものである。

私は、色々な業界の会社の
お手伝いさせて頂いているのですが
「従業員に〇〇と言われた。怒」
「上司に〇〇と言われた。怒」
と言う、相談?愚痴?をよく受けます。
その時、毎回お伝えする言葉は
「相手の言葉の動機を知るようにすると良いよ。」
なんです。


先ほども、そんな電話を頂いたのですが
「言動の動機」って言われても
なかなか解らないよな~なんて思ったりしたので
ここに詳細を記事にしておこうと思いました。w








口論になる時は
お互いに自分の考え方を相手に理解させようとしている・・
もしくは、自分の思い通りにしたいと思っている時なので
なぜ?そう思うのか?を知る事で解決方法の
糸口が見つかったりします。
会社の運営においてですが・・

要するに相手の言動の動機を探るわけです。

これ、実際にやってみると解るのですが
自分と相手の価値観の違いが判るので
腹が立たなくなるんです。


ネットで炎上している状態も同じで
両方の意見の動機を探ったりすると
一般論というモノの動機が解ったりするので
それも、なかなか面白いです。






私は自分の、価値観が異常だと自覚しているので
一般の方々の価値観を学ぶ為にネットの情報の中で
色々なやり取りを見ながら妄想しているんです。w



例えば・・
昨日のネットニュースで
夜回り先生で有名な水谷修さんが
バイキングという番組で口論になった。
と、そんな記事を見つけ
twitterなんかを見るとプチ炎上したりしてて
なかなか興味深いなぁ~
なんて、思いました。




www.chunichi.co.jp


記事によると、東海大野球部大麻事件で連帯責任について
口論になったようですが、昨日の時点では
水谷修さんの考え方に多くの人が猛反発しているわけです。
今日になって肯定意見が増えましたけどね。

まぁ~連帯責任を「罰」としている人と
連帯責任を「教育」としている人で意見が分かれ
「罰」としている人の方が多かったというだけの事なんですけどね。
と言うか、「教育」の重要性を深く考える経験がなければ
水谷修さんの意見にムカつくのもよく理解できます。



この出来事をみて
「教育」について深く考えていない人が
多いんだなぁ~と感じました。



水谷修さんの意見の動機はどこにあるのか?
と考えると、あくまでも「教育」としての意見なので
「教育の必要性」を少しでも学ばなければ
ちゃんとした反論などできないでしょう。


水谷修さんは、夜回り先生で有名な方で
いじめ、不登校・ひきこもり、心の病、自殺、非行・犯罪
について、真剣に向き合っている方であり
教育について、それなりの経験を積んできているわけです。


私の場合、相談ボランティアをしているので
水谷修さんと、似たような考え方になりますね~
まぁ~同じような経験をしているので
同じような価値観になっているだけの事です。

この経験がなければ、私も
水谷修さんの意見に賛同できなかったかもしれません。






私は昔、DMP合宿というモノを受けた事があります。
その中で徹底して教育されるのが「連帯責任」です。

チームになって色々するんですが
たった一人のミスで、とても嫌な罰をチーム全員に与えられます。
例えば、食事抜きとか、一人20Lの水を背負って登山とか・・w

今やったら社会問題になるような事をさせられるので
逃げ出す奴もいるわけです。
教官側は、そんな事は重々承知でしているので
逃亡者は必ず捕まるんですけどね~w

マジできつかったですね~
私の場合、最初はミスをする奴にムカついて仕方がありませんでした・・
手助けもせず、ただ責めるだけの最低ヤローでしたね。
できない奴が悪い・・そう思っていたのです。
しかし、ちゃんと自分もミスをするんです。
と言うか、全員がミスをするように教官に仕向けられるんです。

そうやって「助け合う」事の必要性を叩きこまれるわけです。
私は、個人的にとても良い体験をさせてもらったと思っています。
もう二度とやりたくありませんがw

現代では、なかなか「助け合う」という経験が出来ないかもしれませんね。
助け合う環境があるのは被災地くらいでしょうか?

ちなみに自衛隊は、毎日DMP合宿のようなものだと聞いた事があます。




私の場合、こんな体験までしているので
水谷修さんのいう「教育」という考え方がよく理解できます。
「助け合う」=「利他的な心」ですしね。
生きる上で、とても重要な事だとそう思っています。

恐らく、大麻を自分が吸った人は
全く関係ない人まで巻き込んでしまったという経験により
自分の軽率な行動が、多くの人に影響を与える事を学ぶ事になるでしょう。

この教育方法が今の時代に合っているか?と考えると
どうなのか?わかりませんが
実際に体験すると、自分の価値観が大きく変わるのも確かです。





Twiter記事を見ていると
水谷修さんの意見をあくまでも「罰」として捉えて
反論している人がとても多かったですね~

水谷修さんへの反論の動機は
全く関係ない人に「罰」を与えるのはおかしい!という考え方ですね。
自分がもし他人の罪を背負う事になるのなら
たまったもんじゃない!という感覚なんでしょう。
誰しも無関係な人の罪を一緒に背負うのなんて嫌ですよね。



人は、価値観が違う為に言い争いになるんですが
この場合「教育」と「罰」の違いが殆どで
この違いが判るとムカついたりしなくなります。
即ち、言動の動機を知ろうとする事で
価値観の違いを知る事が出来るからです。

水谷修さんが、なぜ「教育」と思ってるのか?
水谷修さんの意見に反対している人が、なぜ「罰」と思っているのか?
これらの理由を知ろうとすれば価値観の違いがよく解るようになる。

水谷修さんの価値観を理解するのはなかなか難しいかもしれませんが
理解できないまま、反論してしまうと
ただの自分の価値観の押し付けになってしまう。

ただ、自分の価値観を押し付けている自分に気付けると
ちょっと情けない気持ちになり、自己改善も出来る。w

人の「縁」に無駄なものはないので
相手の言動の動機を理解しようと努力すると
必ず自分自身の成長に繋がりますしね。


どっちが正しくてどっちが間違っているではなく
どうして、そう思うのか?を考えるようにすると
色々とメリットがあります。

例えば・・
①相手を深く知ろうとすると自分自身の至らなさが見えてきます。
自己改善につなげられるんです。


②ムカつく事がかなり減ります。
まぁ~怒りの感情は相手を知ろうとしないから生まれますしね。


③自分と他人の違いがよく解るようになる。
自分の価値観の押し付けはとても不毛な行為だと知る事が出来ます。


④人間関係がスムーズになる。
相手を知る癖がつくので自分がどうすれば
物事をスムーズに進める事ができるかがよく解るようになる。


⑤視野が広くなる
何と言うか、同じものを見ているはずなのに
良い意味で過去と見え方がかなり変わっている事を自覚できます。



もっと深い意味で色々ありますが
とりあえず、すぐに実感できる事はこんなもんでしょう。

















余談ですが
私は、ネット記事を見ながら色んな人の人間性を情報収集します。
自分の価値観が一般社会からズレズレだと知っているからです。
悪趣味だって言われますけどね。w

でも、この作業のおかげでネットをする人、しない人を含めて
殆どの人が利己的な思考で言動を繰り返している事を知ったのです。
自分自身も含めです。
そんな人たちが集っているのが人間社会だという事も・・

たったこれだけの事を受け入れるだけで
気持ちが楽になるんですよね~
だって、利己的な人の集団社会で
嫌な事がいっぱい起きるのは仕方ないですしね。
嫌な出来事なんて、受け入れた者勝ちなんです。w



また、ネットニュースで面白いのは
同じ事件でもメディアによって伝え方に違がある所です。
作為的な記事ばかり掲載しているメディアもありますし
しっかりと伝える事に重点を置いているメディアもあります。

水谷修さんの記事も
プロバガンダ要素はどっかある?とか
日本の教育を骨抜きにしたい日教組の仕込みとかある?
とか、勝手に妄想しながら楽しんでいます。w


またコメントもツールによって内容が異なったり
まるで伝染しているかの如く時間によっても移り変わりますよね~
Twitterとかには、水谷修さんを老害扱いする人が目立ちましたが
Yahooニュースとかだと水谷修さんに賛同する人が多かったです。

まぁ~教育される側の年齢が多い若者は
水谷修さんの意見には賛同しかねるでしょう。
また、昨日と今日で、コメントの内容が、かなり変動したのも面白い。

この番組って、日教組の狙いが失敗した?とか妄想しちゃいます。w