修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

ビジネスと大自然の法則

様々な業種の企業が
コロナの影響で業績が悪化し
経営についての相談が増えて来たので
私の考え方を記してみます。
久々のビジネスネタです。











まず、我々は
大自然の法則に従って
毎日を過ごしています。

私たちは、呼吸をしなければ
生きて行けないのも大自然
そう創られて生まれて来るからです。

朝が来て夜が来る・・
朝に目覚め、夜に就寝し
一日というサイクルを
繰り返して過ごしている。

これは、私たちが
逆らえない大自然の法則です。

そんな法則の一つに
「利他的な心へと己の心を成長させる」
という仕組みがあります。
これは、人生において
とても重要な仕組みです。

心の成長を怠ると
辛く苦しい現実を突きつけられる
という大自然の法則があるからです。






大自然のルールの中に
私たちの社会のルールが存在し
ビジネスは、私たちの社会の
枠組みに中に存在しています。


従って、「常識」と言う
社会のルールに沿った考え方だけでは
様々な苦難に苛まれる事になるでしょう。

なぜならば、社会の常識は
我々の社会の秩序を保つルールの中で
生まれたモノであり
大自然のルールと無関係に
存在しているからです。




我々の社会は、大自然の中に存在しているので
ビジネスにおいても
大自然のルールを無視する事は出来ません。
なので、ビジネスにおいても重要なものは
「利他的な思い」という事になります。

利他的な思いのないビジネスを続けると
大自然から「苦悩」を与えられるわけです。





そもそも、ビジネスとは
社会を運営する上で必要不可欠な機能であり
社会の一部として考える必要があります。

私たちの生活に必要なものを
提供する事がビジネスだと
私は、そう考えています。

社会に必要のないビジネスは
成り立たないからです。

従って、社会に貢献する思い
そして、それに伴う行動が
ビジネスをする上で、必要となります。



ビジネスでは収益を得なければなりませんが
稼ぐ事のみを目的としたビジネスは
大自然の法則上、成り立ちません。

一時的に稼ぐことは出来ても
長続きしないのです。

銀行強盗やオレオレ詐欺でも
稼ぐとは出来るのと同じです。
いずれ犯罪がばれて、刑務所行きになるでしょうし
仮に逮捕されなかったとしても
その不徳を一生背負う事になり
己の人生に多大な悪影響を与えます。

仮に犯罪ではなくても
金儲けのみを考えてビジネスをしていると
不徳を積み続けてしまう事もあります。





大自然は、我々に
心の成長を促しているので
ビジネスで大成功しても
心の成長がなければ
苦難と言う現実と向き合う事になります。

一生遊んで暮らせるだけのお金を稼いでも
辛く苦しい日々を過ごす事になる場合もあるという事です。

昔、パチンコ店を経営している社長さんが
「私は、毎月1億円以上稼いでいる。
毎月、1億円使ってもお金が余るんだ。
毎月海外旅行に出かけて、派手にお金を使っている。
それでも、お金は増えて行く。
私の事を幸せ者だと思うかね?
でも、すい臓を患って、食べたいモノは食べれず
毎日、身体が怠い。
性欲もなくなり、ちょっと無理をすれば
高熱を出して倒れてしまう。
一体、自分は何のために頑張って働いてきたのか?
今は、そう思うよ。」
と、ほか弁の白米のみの昼食をしながら
私に、そう語っていたのを記憶しています。


当時の私は、まだ20代だったので
パチンコ業界が不徳を積んでいるとは
思っていもいませんでしたが
その業界で稼げば稼ぐほど
これは、まずい!と思うようになり
気付いた頃には、私も後の祭りでしたね~w

人に必要とされれば
何をしても良いわけではなく
お客様を堕落させるビジネスは
大自然の法則上
搾取と同じ扱いになるんでしょうね。












ビジネスを始める時に
〇〇したら稼げるんじゃないか?
と、稼ぐ事を目的に
事業を始める人がたくさん居ます。

また、生活費を稼ぐ為に
ビジネスをしている人も多いでしょう。

お金がないと生活できないので
それはそれで、当然の事なのですが
自分自身は、社会の一員として
毎日を過ごしている事を忘れてはいけません。

今、自分が便利に暮らせるのは
その便利に携わるビジネスをしている
方々がいらっしゃるからです。

どんなビジネスでも
社会に貢献していないと成り立たないのです。
また、大自然は我々の心を成長させようと
出来事を引き起こすので
そこに「利他的」な思いも必要です。

利他的な心持で社会に貢献できれば
ビジネスで失敗する事はないという事になります。




ビジネスにおいての
「利他的な思い」とは、何か?
と、私なりに考えてみると
お客様や従業員、また取引業者や
世の中全体を思いやる心だと
私はそう思っています。


よくビジネスコンサルタントの方々が
「顧客目線」「顧客満足度」という
言葉を使いますが
お客様の立場になって
満足度を高める経営をしろ!という事です。
これは、お客様に対して
「利他的な思い」が必要だと
そう言っているのです。


まぁ~言葉や文字にする事は簡単ですが
実行に移すのはなかなか難しいんです。

なぜならば、儲けたいという「我欲」が
己の視野を狭めてしまっているからです。

日頃の生活の中で
「利他的な思い」がないと
「顧客目線」で物事を考える事が出来ないので
当然、「顧客満足度」への貢献も出来ません。

ビジネスセミナーをいくら聞いた所で
なんとなく解った気持ちになるだけで
何も実行に移せないのです。

顧客満足度」が低ければ低いほど
収益を得る事がでず
負債が増え続けるのですが
「利己的な思考」が
その事実さえ気づけなくしてしまい
自社の業績悪化の理由を探すようになります。

私は、頑張って仕事をしているのに
近隣に同業他店が増えたのでお客が減った・・
お店の老朽化に伴い減益となり投資する資金もない・・
不景気になったので仕事が減った・・

などなど・・
自己を正当化し
事業がうまく行かない理由を探し
なす術がないと、納得しようとする。

現在、コロナの影響を受け
多くの企業がダメージを受けていますが
ビジネスとは社会貢献なので
仮に社会が「不景気」という状態であれば
その不景気に貢献する必要があるのです。
コロナの影響でYoutuberが稼ぎまくっているのも
社会が必要としているからでしょう。
社会あってのビジネスですからね~

なので、経営者であれば
常に社会情勢を気にする必要があるのです。
と言うか、気にならない経営者の方は
社会貢献しようとしていないって事でしょうね。


コロナの緊急事態宣言が解除され
人が流れ始めましたが
そう簡単に景気は良くならないと
私はそう推察しています。

だって、コロナ支援金ばら撒きましたからね~
国は、そのお金を回収する必要があるわけです。
回収しなくていい状態なら
消費税はUPしないでしょうしね。
コロナ融資を受けた企業も
来年からぼちぼち返済が始まるわけですし
仕事が減った上に、負債が増えているので
やっぱ、当分は苦しい企業が多いでしょう。



そんな中で、自社、自店は
どう社会貢献するのか?
を、やっぱ考える必要があるでしょうね~










それから、ビジネスにおいて「企業理念」が大切だと
いう話をよく耳にすると思うのですが
掲げるだけで、何もしていない会社もたくさんあります。
ホームページでかっこいい企業理念が掲載され
でも、実態が全く違う・・w
まぁ~どうしても会社を維持する為には
稼がないといけないので
稼ぐ為に理念がブレる事がよくあるんです。

でも、これだと会社が「稼ぐ為」という
方向を向いている事になり
そんな「利己的」なエネルギーを生み出します。

「利己的」なエネルギーは
どうしても「利己的」な人と「縁」が出来るので
経営者が「稼ぐ事」という自分の事しか考えていなければ
そこで働く従業員も自分優先の発言が多くなり
また、取引業者も利己的な会社が増えて行きます。
当然、クレーマーのようなお客様も増えますしね。


これって、かなりの悪循環なんです。
業績悪化の相談を受ける会社の殆どが
この悪循環にはまっています。


自社、自店は、何のために存在し
どうやって社会に貢献して行くのか?を
明確にし、実行して行く必要があるのです。

その為の「企業理念」なんでしょう。








大自然は、我々に心を成長させようとしているので
常に己を磨く必要があります。
これは、いつも私が体験している事なのですが
私は、仕事の中で、自己のスキルアップ
努めるようにしています。

もう~いい加減じじいなので
脳が退化しはじめて結構大変なんですがw
私自身がこの努力を怠ると
しっかり会社の業績が落ちるんですよね~

で、努力だけでは当然ダメで
確実にスキルアップしていないといけないんです。

ただ、プロとして、それなりにスキルが上がったと
実感できると、面白いように仕事が増えます。

で、仕事が増えて安心していると
自身のスキルアップが止まっているので
すぐに業績が落ちます。w

要するに、プロとしての努力を
永遠に続けなければいけないのです。

だって、心を成長させ続けるのが
人生ですしね。



私は、ソフトウェアーの開発販売をしているのですが
ソフトウェアーという商品も
常にブラッシュアップしていかなければ売れません。


この仕組み、なかなか面白いですよね~
油断して我欲に溺れると
しっかり堕とされるんですからw



DIYやセルフが流行し
プロ同等の知識をネットで得る事ができるので
昔のように「プロとしての知識」など
クソの役にも立たなくなりましたしね。

「この道30年!」と豪語した所で
時代に合っていない・・
なんて事が、色んな業種で多発しているんです。

誇りや自信が驕りや慢心と
なっている事に気付けない・・
なんて事にならないように
常に謙虚な気持ちで努力し続けないと
心の成長が止まってしまい
結果として大自然に苦悩を突きつけられるわけです。








あと、これも業績悪化に悩む会社の特徴なのですが
「人材が確保できない」状態に陥っている事が
良くあります。

求人を打っても人材が集まらないのですが
これも「利他的な思い」がない為の現象です。

働く従業員の立場になって考えれば良いだけなのですが
「利己的な思考」が邪魔をして
どうすれば良いか?全く見当もつかないのです。

常々、従業員の幸せを願っているだけも
そんなエネルギーが生み出されているので
そこに「縁」が生まれますが
従業員に対して「会社を運営する為に必要な人」という
見方をしていると、そこに利己的なエネルギーが生まれ
求人で来る人達は、利己的な思考の強い人しか
応募に来ないでしょう。
常に人材に悩み続ける経営となってしまうのです。

会社は人だ!なんてよく言いますが
人材によって収益が左右されてしまいますしね。


上に記した企業理念も理由の一つです。
稼ぐ為という自己都合の理由での経営では
当然、自分勝手な人しか働いてくれません。


自分が働く立場であれば
やはり、働く事で得るものがなければ
仕事が苦痛になります。
「やりがい」が必要でしょう。

また、自分の上司は
尊敬できる人であって欲しいものです。
軽蔑するような上司の下で働くのは
やはり、仕事が苦痛になります。



まずは、経営者が周りから
尊敬されるような人間でなければなりませんし
仕事では、やりがいを与えなければ
人材を確保する事などできないのです。



仕事を任せられるような人がいない
優秀な人材が来てくれない・・
こんな相談を受ける事もあるのですが
仕事を任せられるような優秀な人は
まず、仕事に困っていないでしょう。
なので、いくら待っても求人に応募してこないと
そう思った方が良いでしょう。

ヘッドハンティングしようにも
自分が優秀な人材から尊敬されるような
人間でなければならないので
仮に、何かのタイミングで
働いてくれたとしても
そうでなければ、すぐに辞めてしまいます。

そもそも、経営を任せられるような優秀な人材は
自分で経営する能力があるという事なので
業務の内容がよほど魅力的か
よほど尊敬できる人の下でなければ
勤める事はないでしょう。
優秀な人材に対して「得るモノ」が必要なのです。
そもそも、経営を任せられるくらいの才能があれば
自分で会社を経営した方が良いですしね。


業績を伸ばしている会社では
どこも人材教育に力を入れています。
これも、従業員の心の成長に繋がるので
大自然の理に適っているような気がします。

やってみると解るのですが
従業員を教育しようとすると
自己の至らなさに痛感すると思います。w

下にやれやれと言うばかりで
自分は何も出来ていない事が解れば
人材に悩む原因がそこにある事も理解できるでしょう。

経営者も従業員から尊敬される
人物でなければならないという事は
それなりに自分自身の心が
成長している必要があるという事です。

利他的な思いのない人の下で
働くのは、誰だって嫌ですしね。