修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

自分の才能が活かされない仕組み

どんな人にも、それなりに
独自の才能がある・・・と
私はそう思っています。

色々な人を観ていると
誰しも、何かしら長けた部分があるのです。

昔の私は、自らの我欲を満たす事ばかり
考え過ごしていたので
他人の短所ばかりが目に付いていました。

自らの欲望を阻害する相手に
不満を抱いていたからです。
他人の嫌な所しか見ることができない
最低な奴でしたね。w

しかし、相手に尽くそうとするようになり
その相手の長所がよく観えるようになりました。
と言うか、嫌な所が
無くなってゆくわけです。

相手に求める事が極端に減り
我欲を阻害されることが減ったのです。




相手の為になる事をする為には
どうしても、その相手を知る必要があります。
そんな感じで他人と接するようになると
相手の良いところもよく見えてくるのです。


しかしながら、その人の長所が
空回りしている状態もよく解るようになり
よくよく観察すると
自分の長所が活かされない状態を
あえて自分で作っているように感じるのです。


例えば、頭の回転が速いという長所があるとします。
そんな人は、物事を判断するスピードも速く
テキパキと仕事をこなすことが出来る。

しかし、周りの人は
そんなに速く物事を判断できないわけです。
その様を見ていると、どうしてもストレスに感じる。

なんで、こんなに仕事が遅いんだ!
なんで、こんなに要領が悪いんだ!
さっさと仕事をしろ!
怠けるんじゃない!

なんて、思ってしまうのです。

しかし、その状態は
自分が他人より優れているだけなので
そんな不満を抱いていれば
周りの人から「嫌な奴」と思われてしまう。

当然、自分の才能は活かされないわけです。



逆に、自らの才能を活用して
周りの人が早く仕事をこなせるよう
出来ることをしていけば
その才能は活かされるでしょう。


まぁ~早い話
利他的な思いがなければ
自分の才能はなかなか活かされないという事です。



私は、芸能事務所の経営者の
知り合いが多いのですが
アートって自己満足の世界だったりするんですよね~
自分のやりたい事をやっているわけです。

そんなアーティストを
プロでユースするのが芸能事務所の方々で
アーティストの作品を
人々が求めているモノにうまく嵌めていくのです。

ただ、自己満足がが強すぎると
素晴らしい作品でも世の中に広まらないでしょう。
作者の我欲が生み出すエネルギーが
作品に乗っかるからです。



世界的に有名な画家や作曲家の
作品が作者が死んでから
世界に広まるケースが多いのは
作者の作品をつなげていた我欲が消えるからだと
私は、そう感じています。
まぁ~私がそう感じているだけですがw

そもそも性格が歪んでいるから
芸術家なわけで
その歪んだ性格も個性であり才能なんでしょうね。w





何が言いたいかと申しますと
結局、利己的な我欲が
自己の才能を活かせなくしているという事です。
アートに限らず、どんな才能にも
当てはまる事だと思います。

自分は、才能がある!と
自負しており
でも、どうしても、その才能が活かせず
現実が空回りするのであれば
それは、利他的な思いが足らないのでしょう。





どんな人にも、それなりに
人より長けた才能があるのですが
自分ではなかなか気づけないもの
利己的な我欲がそうさせているからです。


自分以外の人たちも
我欲を満たそうとしているので
自分の短所ばかりを指摘されますし
上辺だけの誉め言葉を向けられても
心に響かないですしね。


なので、まず自分が
他人を「知る」よう努力すると良いでしょう。
他人の良い所を探しまくるんです。

それぞれの人たちの良い所を知り
それがちゃんと活かされているか?を
よく観ると、活かされていない事も
わかると思いますし
同時に、活かされない仕組みも
知る事ができると思います。


あとは、活かされない仕組みを
なくしてゆけば良いのです。
そうすれば、自分の長所も活かされるようになると
私はそう思っていますし
実際に、体感しています。


自分で気づいていない事って
めちゃくちゃたくさんあるんですよね~

我欲!恐るべし!デス。w