修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

子育ては「血」の仕組みを知っていた方がいい

相変わらず、精神病や
虐め、不登校、引きこもりの
相談が増え続けているのですが
やはり、我が子が病んでしまったり
虐めにあったり引き籠ってしまうと
親としては、心が痛む事と思います。

なんとか、したいと思う親心と裏腹に
どんどん悪化する現実を突きつけられたりする。



相談は、ほとんど母親から頂き
数々の相談ケースを振り返ると
我が子が虐めに合ったり、精神が病んだり
不登校になっている家庭では
夫婦仲が上手くいっていない
場合が多く見られます。


夫婦仲が上手くいかないという事は
夫と妻がお互いの価値観を
受け入れられないわけであり
それが、家庭内で
我が子にも向けられているのかな?
と、そんな事を思ったりもします。



子供の性格は
1番目の子供が父親
2番目の子供が母親
3番目の子供は父親


と、交互に性格が遺伝するのですが
夫婦仲が上手くいかないという事であれば
夫は母親の価値観を受け入れられないという事になり
母親は夫の価値観を受け入れられない。
母親であれば
1番目と3番目の子供の性格を
受け入れられない事が多くなり
逆に、その子供は母親の価値観を
受け入れにくいという事になります。

親であれば、そんな事はない!と
そう思ってしまう人も多いでしょうが
自立できない子供は
自分自身が受け入れられない事でも
親に従うしかない事を忘れてはいけません。


夫婦ならお互いに嫌なら離婚できますが
子供は、親に従うしかないのです。
自分が嫌だと思う事でも
我が子は我慢している事が多々あるという事です。


また、母親は我が子と夫を比べれば
当然、我が子の方に目を向ける事が多いでしょう。
しかし、子供の目線はどうでしょうか?
これ、考えた事がない母親が結構多いんですよね~

母親は、女性なので「守る」という意識が
男性より強く、我が子に対しても
「守る」という気持ちが父親より強くなります。

知らず知らずのうちに「守る」意識が強くなり過ぎて
子供の成長を止めてしまうケースがあるのです。
特に男の子の場合は「守る」より「攻める」という
本能のようなものがあり
守り過ぎてしまうと、成長を止める事になるでしょう。

我々、人間は心を成長させる為に
生きていると、私はそう思っているのですが
我が子の成長を止める行為により
苦悩を突きつけられる大自然の法則があります。
それが、虐め、不登校、引きこもりや精神病に
繋がっているのでは?
と、そう思ったりしてしまうわけです。


例えば、我が子が
友達はみんな出来る事を
自分は頑張っても出来なかったりすると
極度に落ち込んだりします。
そんな時に・・
「自分は自分だから他の子と違っても大丈夫だよ!」とか
「そんなに頑張らなくて自分のペースで大丈夫だよ。」とか
優しく声をかけたりする事もあるのですが
この「優しい」が曲者だったりするんです。
子供は、「みんなと同じがいい!」
「出来るようになるまで頑張りたい!」
そう思っていたとしたら
自分の欲求を抑止させる言葉を
親にむけられている事になってしまうのです。



人は誰しも自分がされて嬉しい事をして
自分がされて嫌な事をしようとしないのですが
これは、あくまでも自分自身の価値観に過ぎません。
男女で思考の構造が全く違いますし
更に「血」による価値観の違いもあります。

他人の価値観を受け入れる事は大変ですが
夫婦間、親子間でも、これがとても大切ですし
家庭とは、自分以外の価値観を受け入れる
練習の場のようなモノなのだと
私は、そう思っています。

子供には母親の無償の愛が必要だと思いますが
その愛情が、価値観の押し付けなってしまうと
我が子の心が壊れてしまう事があるのです。


私自身、父親の血が濃いのですが
小学生時代に
母親の言う事を嫌々聞き
それが原因で学校で嫌な思いをした出来事を
今でも憶えています。

子供だったので
そんな事が2度あっただけで
親の言う事を聞く事が嫌になり
学校に行くのも嫌になった事があります。
学校と家庭の板挟みになり
幼いながらに自分の居場所が
なくなってしまった感覚があったので
今でも、憶えているのでしょう。



私の父親は、めちゃくちゃな人で
日々、ボコボコに殴られ
暴力的な人でした。
俗にいうDVな父親なので
世間からすれば
父親は、反社的な人で
母親は、一般的な人でした。

でも、どちらかと言えば
私は父親の性格の方が好きでしたね~
逆に私の兄は、父親が大嫌いな人です。
ちなみに、一番上は母が流産したようなので
兄は母親の血が濃く、私は父親の血が濃いので
性格も父親に似て、価値観も父親に似ている為
父親の性格の方が好きだったのでしょう。


そうやって考えると
お腹を痛めて産んだ我が子でも
価値観の相違というものは存在しており
母親が我が子の行動を理解できない事もあるのです。

実際に夫婦仲が上手くいっていれば
母親が我が子を理解できない時
父親は良く理解できたりするので
夫婦で相談しながら子育てをすれば
それなりに上手くいくものです。


逆を言えば、夫婦仲が悪い場合
それが出来なくなり
我が子の気持ちが
理解できなくなったりします。

特に一人っ子の場合
初めての子供は、父親の血を
濃く受け継いでいるので
子育てでは、母親の思い通りに
育てるのではなく
父親の意見を
聞く事も必要でしょう。


とは言え、すでに離婚してしまっていれば
どうする事も出来ないので
自分以外の価値観を理解し
受け入れる努力が必要となります。
多くの人の価値観を知る事により
我が子の気持ちを察する事が
出来るようになります。


私が普段から言い続けている
自分を含め人の言動の動機を
知る努力をしていると
自然に自分以外の価値観を
知ることが出来、それを知る事で
自然に自分以外の価値観を
受け入れる事が出来るようになるのです。




私は、精神を病んでいる人と
接する事がとても多いのですが
精神を病む原因は、人間関係にあります。

殆どが、周りから
自分が拒絶される事により
心を壊していまうのですが
本人が拒絶されるような言動を
繰り返してしまうのも事実です。

しかし、本人からすれば自分が
そんな言動を繰り返している事に
全く気づけないわけで
自分のどこがいけないのか?
何がいけないのか?
全く分からない為
心が壊れてしまうのです。

しかも、改善した方が良い所を
伝えようとすれば
否定された!拒絶された!と
そう思ってしまうので
なんとも致しがたい・・・

そして、本人は
周りから必要とされたい!と
そんな欲求を強く抱いているのですが
周りからすれば
必要とされるどころか
その真逆の言動を繰り返すので
どうしたって、拒絶するしかないわけです。


集団での行動を乱していれば
改善を要求れれるのは当たり前なのですが
改善の要求=否定・拒絶と
そう、受け止めてしまうのです。

このパターンが非常に多いんですよね~
と言うか、精神を病む人の殆どが
そんな感じですかね?



これは、社会が豊かになったが為に
起きている現象のように
私は、そう感じています。

ウクライナの現在の状況をみれば
わかるように、自分自身の生活は
しっかりとした社会がある上で
成り立っているのですが
私たち国民は、社会に貢献する事を
明確に義務付けられていません。
自分の事だけ考えて過ごす事が出来るのです。

しかし、実際には
自分の事だけを考えて暮らす事など
出来ないんですよね~
社会の一員として役割を果たさなければ
毎日を過ごす事が、出来なくなる。
社会にとって、必要な人間で居る必要があるのです。

要するに、精神を病んでいる子供たちは
周りから必要とされたいのに、拒絶される。
また、必要とされる方法を学んでいないので
集団生活の中で、どう過ごせば良いのか?もわからない。

周りから自分が必要とされないと感じて
心が壊れていくのならば
親として、社会に必要とされる生き方を教え
自らの行動でそれを示すべきでしょう。


親として、我が子に対して
それを示す事は
とても重要な事だと思っています。

また、それを教えることが出来れば
我が子の将来は、安泰だと思うんですよね~

社会に貢献してゆけば
「徳」を積む事にもつながり
「血」による悪影響も改善されて行きます。


親として我が子の幸せを望むのであれば
まずは、自分自身が社会に必要とされる
人間であるべきでしょう。

どうあがいても
我々は、一人では生きられない
社会と言う枠組みの中で
集団生活をしていますからね。