修行バカの懺悔道

自分の過去の生き様に反省し、死ぬまで懺悔して生きようと心に決めたら、そこに幸せがあった。 なんだか懺悔しきれないのである。

相手の気持ちを汲み取る作業は、なかなか楽しいモノだったりする。

私は、人の言動とその動機を無意識に探ってしまうのですが
というか、感じてしまうのですが
人と人とが、言い争う場面を見聞きしていると
そもそも、お互いに求めている物が全く違うだけなので
どうしてそうなる?とか、思ってしまう事が多いです。w


我々人間は、無意識に快楽を求めてしまうように
創られて生まれてくるので
この快楽を利他的な方向へ移行するだけで
かなり過ごしやすくなるんです。
人間関係のトラブルは
お互いに利己的な欲求の求めあいですからね~




私は、仕事で業種に特化したposレジシステムを
構築し販売したりしているのですが
レジの数値がおかしい!怒!とクレームが入ったります。
まぁ~コンピューターなので、計算を間違える事はないので
往々にして、操作ミスなんですが
そんなクレームが入った時は
そもそも、自分がどんな操作をしているのか?を
本人は全く把握できていない場合が殆どです。

要するに思考と行動が一致していないのですw

例えば、3000円の商品を購入して
10000円お預かりと入力すればお釣りは、7000円なのですが
5000円お預かりと入力してすれば、当然お釣りは2000円です。

で、10000円と入力したら2000円となる!
どうしてくれるんだ!とクレームが入るわけです。

ネットから遠隔でシステムに接続し
操作をしてもらうと
10000円と口で言いながら5000円と入力しているのです。w
ウケますよね~
こんな間違い本当にあるのか!?
と、思うでしょうが、結構多いんです。w


普通に考えれば、なんという理不尽なクレームなんだ!
と、思うでしょうが
人間なんて、平気でそんな事を繰り返す生き物なんです。
自分は、そんな事はない!と皆が皆、思っているでしょうが
間違いなく、このクレームをつけている人もそう思っているんです。



で、その時、本人も自分のミスだと気づくわけですが
怒り心頭でTELした手前、後に引けない・・w

コチラとしては、怒鳴りつけられているわけですから
相手のミスを指摘すれば終わりなんですが
そんな幼稚な事をしても楽しくないので
私の場合、相手の矛をどうやって引かせるか?
を考えるわけです。

まず、頭ごなしにクレームをつける人は
基本的にゴメンナサイが出来ない人が多いので
自分のミスに気付いても、謝れないんです。
なので、現状困っているわけで
私は、どう助け舟を出すか?を考えれば良いのです。

まぁ~このパターンは慣れているので
「ひょっとしたらプログラムにバグがあるかもしれないので
一度、調べてみますね!」と言えば
だいたい相手は、ほっとします。w


で、実は、この行為は「貸しひとつ!」なんです。w
実際に、「相手の気持ちを汲み取る」行為を
繰り返していると実感できると思いますが
自分の負の感情を汲み取ってくれた相手は
必ず自分にとって特別な存在になります。

まぁ~エネルギー的に言えば
自分の負のエネルギーを汲み取られるので
無意識に自分が癒される存在と記憶されるのですが
同時に貸しのある相手となるので
どこか負い目を感じる相手となります。w


即ち、これを繰り返すと
貸しが増えていくわけですから
自分の味方がどんどん増えていくんですよね~

この体験をすると
自分の周りが敵ばかりだ!と、そう思っている人が
いかに、相手の気持ちを汲み取らずに
過ごしているかがわかります。

いじめられる人の殆どが
このパターンにハマっているので
いじめをなくしたいのであれば
相手の気持ちを汲み取る事を繰り返せばいいだけなのです。




まぁ~イジメはさておき
相手の気持ちを汲み取る作業は
とても楽しいモノなんです。


会社でも理不尽な事を言いまくる社長や上司・・
我がまま言いたい放題の部下・・
私にとっては、とても美味しいご馳走なんです。w


私の場合、色々な会社と関わっているので
人間関係のトラブルの相談はかなり多いです。
というか頻繁にあります。

相談してくる社長さんや幹部の方々は
滅入ってしまう事が多いのですが
私にとってはご馳走なので、うらやましい限りです。w


以前、中間管理職の方が部下にブチギレし
その部下は、何に問題があるのか解らず
辞めてやる!発言をし
上司はもう疲れた!となって相談がありました。w

聞けば、その中間管理職の方は
どこに配属しても、人間関係のトラブルがあり
もう、どこも受け入れて貰える部署がなくなったそうです。

ただ、仕事の面ではとても優秀なので
困り果てているという事なんです。


私は、個人面談をした結果
自分が仕事が出来るので
仕事が出来ない人の気持ちが解らないだけだと
そう思い、仕事の出来ない人の気持ちを
学ばせればいいんじゃないの?
と、そう社長さんに提案しました。

具体的にどうすればいいの?という
事なので、部下の教育を任せればいい!と
そう言ったら
いやいや!みんな辞めちゃうでしょ!
とおっしゃるのです。

ならば、一人でも退社させれば
能力がないとみなしてクビにすればいいでしょ?
だって、教育するのが仕事なんだから~

と、言い放ち実行しました。w


まぁ~往々にして人間関係のトラブルの多い会社は
スタッフの教育を怠っているだけなので
失敗しても良い経験になるだろう~と
そう思っていたのです。


で、実際に行動してみると
教育者を教育する必要が出てきて
とても勉強になった!とおっしゃって頂きました。


そして、問題の中間管理職の方は
もう別人になってましたね~w

相手の気持ちを汲み取る事が出来ないと
教育なんて出来っこないので
別人になるのは当然の事でしょう。

今まで、虐め対象者のような立ち位置から
癒しの存在になるわけですから
1年もすれば、別人でしょう~ね。w

まぁ~私も言い出しっぺなので
多少関わらせてもらったんですが
美味しいご馳走を頂戴したわけです。w

もともと優秀な方で
ただ性格が歪んでいるだけだったので
同じ心が歪んだ者同士で
気持ちが良く理解できましたよ。w





自分が嫌だと感じる相手は
自分の欲望を阻害する相手なので
自分がその相手に求める欲望の形を変えば
嫌な気持ちがなくなり逆に楽しくなったりするんです。


人間であれば誰でも自己承認欲求を持っています。
厄介な事に、無意識に発動しているので
なかなか気づけないんです。


先日、とある会社のスタッフさんと
こんなやり取りをしました。

Aさん「上司の〇〇さん、嫌いなんですよね~」
私「どうして?」
Aさん「なんでも自分が正しいとして叱りつけるから」
私「嫌な感情は、自分が満たされないモノがある時だから
それを知ると、ちょっと楽になるぞ」
Aさん「そうなの?ん~別に何も求めてないけど・・
求めても無駄だし・・」
私「でも、嫌なんでしょ?」
Aさん「大っ嫌いだね。w」
私「なら、求めてるよ。」
Aさん「え~?わかんないや。」
私「では、探してみましましょう~w
まず、自分が間違っていないのに、間違っていると叱りつけられる事が嫌なんでしょ?」
Aさん「そうだね。思い出すだけでムカつくw」
私「という事は、貴方は間違っていない!正しい!と言われると?どう?」
Aさん「ちょっと嬉しいかな?w」
私「だよね?wという事は認められたいんじゃん。」
Aさん「えぇ~?極論過ぎない?」
私「そんな事ないよ。認められると嬉しいのが人間だし。
誰しも自己承認欲求ってのを持ってるからね。私だって同じだよ」
Aさん「ん~そうかもw」
私「嫌いな上司に、認められたいと思っている自分はどうですか?」
Aさん「あぁ!~~最悪だぁ~!w」
私「その上司も間違いなく自己認証欲求はあるから
どこか認めてあげたりしたら対応が変わるかもよ?
自分を認めてくれる相手に、嫌な事言いにくいでしょ?」
Aさん「・・・あ!そうかも!やってみる!」


と言った感じで、なかなか自分で気づけないのが
自己承認欲求なんです。
結構、めんどくさい欲求なんですよね~w


この欲求を
相手の気持ちを汲み取る楽しさを求める欲求に変換させると
嫌な相手が、ご馳走になるわけです。w


こんな風に思ってしまうのは、私くらいでしょうか?w