人は、どうしても
自分に都合よく物事を解釈してしまうものです。
しかし、目前の現実は
利他的な心を育ませようと
自分の本心に基づいて引き起こされている。
従って、自分都合の判断をし続けていると
どうしても、辛く苦しい現実が増えてします。
自分都合ではなく
相手の都合を理解する努力をしなければ
利他的な言動など出来ないからです。
私は、数えきれないほどの
精神を病んでいる方々と接見をしてきましたが
精神を病んでしまっている人たちの
殆どが、現実を直視できないでいる。
自分都合でしか物事を判断する事が出来ず
自分に都合の悪い現実を
悉く拒絶しているのですが
当の本人は、自分に都合の悪い出来事など
存在しないと思い込んでいるのです。
なので、自分以外を責め続ける。
要するに正常な状態で真実を直視し
理解できなくなってしまっているのです。
理解できないから
判断も自分都合になってしまうわけです。
どうして、そうなってしまうのかなぁ？と
色々と、考えて行くと
やはり、社会が豊かになっている為
苦労が少なくなってしまったからのような
気がしています。
誰しも、苦労が多いと
苦労を嘆いていても仕方ないと思い
苦労を乗り越えるために
試行錯誤し努力し続けるでしょう。
しかし、現代社会では
苦労の少ない時代となり
目前の苦労を
誰か何かのせいにして
ただただ否定批判し
不満を募らせ、または嘆くだけで
自分では、何もしようとしない。
ただただ、SNSをフル活用し
不平不満を
ぶちまけるだけなのです。
そして、そんな状態でも
日々を過ごす事が出来る環境が
今の日本に存在し
苦労は、「悪」とされ
社会から排除されてしまう。
精神を患っている方も
みなさん、否定批判ばかりです。
自分自身の現実なのに
自分で改善しようとしないわけです。
良心を批判し
学校の教師を批判し
会社の上司を批判し
公職者を批判し
政治家を批判し
社会を批判し
精神科医の医師を批判し
家族を批判する・・
ただ、批判するだけなので
負の感情を抱き続ける事になり
その心のエネルギーに
自己の心身が蝕まれてしまう。
そして、蝕まれた心身も
自分の批判対象になり
自分自身をも否定批判してしまう。
戦後の日本は
苦労が絶えない時代だったので
誰か何かを批判する前に
何とかしないと
自分の生活がままならなかったのでしょうね。
なので、精神を病む人が
少なかったのだと思いっています。
辛い出来事、苦しい出来事には
全て意味があるのですが
なかなか、そう思えなくて
拒絶し、否定批判してしまう
気持ちも解るのですが
現実に不満があるのであれば
その不満を改善する為に自分は
どう立ち回れば良いのか？を考え
行動すれば、多くの学びがあるんですけどね～
しかし、それがどうしても出来ない。
なぜならば、誰か何かを否定批判し続けても
生活に困る事がないからでしょう。
SNSが普及し始めた頃
匿名で言いたい放題な状況を目にして
おお！私が普段から感じている
人間の本質が露わになった！と
歓喜した事を記憶しています。
口に出さなくても
ネットでの誹謗中傷は
人の心に常に宿っていましたからね～ｗ
それが、私のような感覚がなくても
目にする事が出来るようになったので
私自身の疎外感が若干薄れたのです。ｗ
初めのうちは
アンチコメで凹んでいるいる人を見ると
自分をよく思わない人なんて
そこら中にいるのに
なんでここまで傷つくのか？が
理解できませんでした。
自分をよく思わない人がいないと
信じている人が多い事に驚きましたし
どうして、こんなに思考がお花畑なんだ？と・・
でも、あまりにも気にする人が多いので
私の方が異常なんだと
そう思うようになったのです。ｗ
我々の社会は
人と人とが本心を語らずに
成り立っています。
そして、目前の出来事は
自分の「思い」によるエネルギーが
引き起こしているのです。
ネットの普及により
人の本心が露わになり初め
歓喜したまでは、良かったのですが
でも、蓋を開けると
思いを文字にしてネットで拡散する事で
そのエネルギーが社会に増幅し始めたのです。
人の負の感情が生み出すエネルギーが
社会に増幅し始めたわけです。
そうなると、何が起きるか？という事になりますが
大自然は、負の感情の根源を減らそうとするでしょう。
負の感情を生み出すのは人なので
人口を減らす出来事が起きるのです。
世界的には人口は増え続けているそうですが
比較的豊かな先進国に限っては
全て減少傾向にあるそうです。
あとは、心を成長させる為に
負の感情による人々の苦悩が増えて行くでしょう。
実際に、精神病や認知症など
強制的に他人の価値観を受け入れさせられる
病が急増している。
要するに、自分の思い通りにならない相手を
否定批判や拒絶できない現実を
突きつけられているのです。
そして、それに耐えられない人達が
様々な事件を起こし
命が奪われて行く・・
これは、私が感じているだけの事なのですが
この負の感情のエネルギーが
増幅し続けた状態だと
嘘や誤魔化しが通用しなくなり
その行為が自らに禍として降りかかる
事が増えてくると思っています。
人間誰しも
物事を自分に都合よく解釈するのですが
我欲が、真実を見えなくするわけです。
楽天のM会長が
オリンピックを無観客にしろ！と訴え
楽天イーグルスの観戦は
無観客にしないのも
物事を自分都合で解釈しているからです。
これはM会長を責めているわけではなく
誰でも、そんな一面がある事を
この先は、もっと注意深く
自分自身を知る必要があると
そう思うのです。
それが出来なければ
どんどんと苦悩の渦に巻き込まれてしまうと
そう感じています。
西村大臣の金融機関発言が
問題になっていますが
私からすれば、政府の通常が
露わになっただけで
叩かれてしまう状態は
国民全員が
流されて過ごしてはいけない
警告のように感じています。
もう20年以上前の話ですが
当社で開発システムの販売許可を得るために
県の担当所轄に出向いた事がありました。
法的に何ら問題がないという
お墨付きが欲しかったのです。
所轄担当者は、業界に波風を立てたくないので
許可は出せないと言われましたが
法的に何の問題もないシステムなので
許可が出せない事を文書にして欲しいと
お願いしたら
結果として、文書で許可を頂けました。
その事が嬉しくて
祝賀会っぽく食事会を
開催したのを記憶してます。
お金をかけて開発した
システムのお墨付きを頂いたんですからね～
しかし！
その後、販売する予定の業界各所に
当社のシステムを使わないように通達されたのです。
県の所轄は、法的に問題がない
モノであれば、許可を出さなければならない。
しかし、自分が担当して
業界に新たな風を作りたくない。
といった所でしょう。
当社のユーザー様に
「ホント余計な事してくれたよな！」
と、言われましたね。
当時の私は未熟だったので
法律を守っていれば大丈夫くらいにしか
思っておらず
あまりにも酷い仕打ちだ！と
そう思い、裁判にしようと思ったのですが
顧問弁護士に言われたのは
所轄担当者の行為の違法性を証明できないので
裁判しても無駄だと言われました。
受けとる側が圧力と感じても
出す側は「お願い」なので
違法性はないそうです。
また、国を相手に裁判をしかけると
自分の弁護士生命が脅かされると
言われてしまいました。
法律は、あくまでも
社会の秩序を守るためのルールでしかなく
正義ではない事を痛感した出来事です。
西村大臣の金融機関発言は
あくまでも飲食店に向け国が敷いた
ルールを守らせる為の発言であり
立場上、国のルールを守らないのは「悪」と
しているからですし
実際に金融機関も普段から
政府の圧力を受け入れています。
住宅ローンも
税金を納めていないと
融資してもらえないですしね。
税金を納めないと
融資をしてはいけない法律なんて
ないんですよね～
逆を言えば
政府が各業界にそう言った圧力を
かけれる状態でなければ
社会の秩序は維持できないという事でしょう。
当社のシステムも
よくよく考えると
業界の秩序を乱す可能性のある
システムだったので
致し方なかったという訳です。
当時から「お客様の為に！」という
気持ちは強かったのですが
お客様の為になる事が
必ずしも社会の為になるとは
限らない事を学んだわけです。
人は、誰しも
自己の正当性を主張してしまい
大局が見えなくなってしまうのでしょう。
当時の私もそうだったのです。
法的に問題がなければ「善」という
浅はかで未熟な思考しか
持ち合わせていなかったという事です。
なのでネット上や報道で
「違法だ！」とか「憲法違反だ！」
なんて騒いでいる輩を見ると
昔の自分を思い出してしまい
ちょっと恥ずかしくなります。
社会に貢献しようと
行動していれば
法律が人を苦しめる現実に
必ず直面するはずですが
社会貢献しようと行動しなければ
「法律順守＝善」という
思考になってしまうからです。
自ら社会貢献していませんよ～と
語っているわけですから
ちょっと恥いですかね。ｗ
そもそも、キレイ事で
社会の秩序は維持できませんからね～
自分の事しか考えない人の集団で
社会は成り立っているのに
法律が全て！という考え方をしていれば
社会が崩壊してしまうでしょう。
なので、西村大臣の発言が問題化され
似たような事が、繰り返されると
社会の構造がどんどん壊れ
結果として国民が苦しむんでしょうね。
まぁ～そうならないと
新たな社会は、構築されないと思うので
致し方ないでしょう。
とは言え、そんな苦悩に
巻き込まれたくないのであれば
今のうちに広い視野を持ち
大局を見ながら
今の自分に出来る事を
粛々と進める事をお勧めします。
そうしないと、自分の中に
不平不満が増幅し続け
心身共に壊れてしまいますし
また、色々な苦悩に
巻き込まれてしまいますからね。
